ド素人の分際で、地元ファイザーに固執し、市内モデルナを舐めてかかった天罰なのか、前週になって39℃未満ではあるが発熱が続き、かかりつけ医の発熱外来にて防護服のお出迎えと相成りました(発熱1週間後)。
以下、同病の方々への参考にもなるので、その顛末を綴ります。
抗生物質でも下がりきらず、もちろんワクチンどころではなく、紹介状で病院(救急)に駆け込み、変更された抗生物質を服用したその夜、異様な腰痛に見舞われました。何が異様かと言うと、両手指先や腰腹から膝にかけてのしびれもさることながら、何かに掴まらないとまともに歩けないのです。
2~3日我慢したあげく、登山用のストック2本にすがって再来すると、PCR検査をはじめ腹部CTや脳MRIなど様々な検査をされ、週明け、経過によっては、と勧められてた神経内科を受診しました。30分以上の問診・触診・膝蓋腱反射などの動作チェック、の後、「ギランバレー症候群の疑い」、との診断がくだりました(発熱2週間後)。
自己免疫性の神経難病であり、何らかの感染に対抗すべく体内に出来た抗体がこともあろうに自分の神経に食い付いたらしいとのことです。
調べてみると、大半は予後良好らしいですが、中には呼吸筋の神経に及ぶこともあるらしく、油断出来ない感じです。
神経伝導検査(手足にあちこち電気ショックを加え神経伝達速度を測定)や脊髄液検査でも疑いありなので、即刻入院して、悪い抗体が取り除かれることを期待して、免疫グロブリンと言う血液製剤の点滴を毎日5時間5日間受けることになりました。血液製剤とは、健康人の献血から各種抗体成分を抽出したものです。血液製剤と言うと「薬害エイズ」のイメージですがそんなこと言ってられません。と同時にロコモ(廃用症候群)防止と損傷した神経回路再生に期待して、リハビリが始まりました。その後、血液中にどんな悪い抗体があるかの検査を某大学病院に依頼する頃には神経伝達速度は正常化してました(発熱3週間後)。
その後、杖なしで何とか歩けるようになったものの、膝蓋腱反射が戻ってないせいか片足立ちなどバランス不安定で、手近に何も掴まるものが無い外出時には念のために杖が欲しくなる、と言う状態にまでは回復しました。リハビリ病院に転院する選択肢もあったのですが、「そこそこ快適な病院生活」にいつまでも甘えてられない事情もあり、通院でのリハビリ&診察と相成りました(発熱4週間後)。
なお今回の治療費は自己負担分(約11万円)から逆算すると「約260万円」と相成りました。
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4 件のコメント:
大変でしたね
病状から 病名判定 治療 などなど
その後のリハビリ
人ごとではありません
神経がやられたので、歩行困難な時もまだあるようですね
あれだけ元気だった 山行きも まだまだできませんね
私の膝が痛いどころではないと思います
なんとか行けるようになったら また、ご一緒に どこかに探索したいです
これからの 復活を願っています
どうもどうも応援コメントありがとうございます・・・。
いやはや大変な目に逢いました。
「何か」に感染して抗体が出来て発熱したのでしょうが、
「何か」が自分の神経細胞と似ているため、このようなことになったみたいです。
コロナにしては、咳や痰が殆どないし、
腰痛にしては、「シビレ」は出ても「うまく歩けなくなる」なんておかしいし、
普通、この年齢なら「脳梗塞」など疑いますよね。
ようやく、街の日常生活は杖なしでできるようになりましたが、
膝蓋腱反射がまだ無いし、まだバランス不安定は感じるので、
当分は山行きは自粛しようと思ってます。
でも、病院にもよるのでしょうけど、入院してると、巷に聞く「医療現場の逼迫」なんて全く感じませんでした。
但し、外部との対面の面会が禁止されてたので不便は感じましたが・・・。
いやあ、大変でしたね。病状事情もよく知らずに、先日ご一緒の採集行きを打診したのですが、とんでもないことでした。ブンゲンや甲武信梓鉱山や裏田上山など、これまで大いに助けられました。一日も早く山に行けるほど回復されることを、願っております。
まいど!
>いやあ、大変でしたね。病状事情もよく知らずに、・・・
いえいえ今回はレアケースですから無理もないですよ。
>ブンゲンや甲武信梓鉱山や裏田上山など、これまで大いに助けられました。一日も早く山に行けるほど回復されることを、願っております。
退院後、処方されてるビタミン12剤のおかげで神経が修復されてきてるのか、シビレはもう殆ど無くなりましたが、
まだ少々ふらつくので、山に復帰するには時期尚早かも。でも今年中には本調子に戻せるかな?
またダメもとでも連絡お願いします!
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