2016年5月9日月曜日

鉱山における朝鮮人強制労働説について

我が国には無数の鉱山跡があるのですが、そこに辿り着くには一筋縄では行きません。インターネット空間や図書館に埋蔵されている資料を発掘し、現地を彷徨い歩いて、歴史に埋もれた遺構を特定するのです。その過程で散見され気になりながらも放置していた事柄がありました。いわゆる鉱山における朝鮮人強制労働説です。

そうした説により鉱物愛好家の方々が自身の趣味に対して負い目を感じてるのではないか、また、そうした説が鉱物趣味入門への障壁になっているのではないか、という懸念を感じましたので、ちょっと調べてみました。

鉱山&朝鮮人&強制、でググってみると、下記記事がありました。

荒金鉱山と朝鮮人の強制労働
http://tottorihoshu.seesaa.net/article/378707034.html

上記記事の中で引用されていた参考記事

【雑学】学校では教えてくれない強制連行の仕組み2
http://blog.goo.ne.jp/kusuburi555/e/d46cb5991bbcd96b51ae723217b48199

労働者強制連行の実態

以上より、戦時徴用における日本人・朝鮮人の違いをまとめてみました。

年代 法令 日本・台湾 朝鮮
1938年 国家総動員法
が成立
1939年9月 国民徴用令
が発布
国民の義務として、
男子(15~45歳)、
女子(16~25歳)
が徴用。
徴用令は適用せず。
朝鮮総督府の許可を得て、
企業が労働者を募集。
1942年2月 人手不足により、
朝鮮において、
「官斡旋」による
募集が始まる
徴用令は適用せず。
企業が朝鮮総督府に要望、
役所が労働者を募集。
但し、拒否/中途退職可能。
1944年9月 朝鮮に初めて
徴用令が発布
徴用令を適用。
本人の意志を優先した為、
達成率は79%に留まる。
1945年8月15日 終戦
徴用令が無効
となる
1945年3月に
関釜連絡船が閉鎖した為、
実質、6ヶ月で終了

当時は、韓国の求めによる日韓併合下にあって、朝鮮人も日本国の法律に従う義務があり、国民徴用令もその例外ではなかったわけですが、朝鮮人への適用は実質6ヶ月のみであった、とのことです。よって、鉱山労働に限らず、

朝鮮人労働者強制連行説は捏造

の疑いが濃厚と言って良いかと思います。


また、同様の事案は他にもあります。

在日韓国人は日本軍が強制連行したのが起源
⇒⇒済州島などからの密航者+終戦直後頻発した朝鮮人暴動の釈放者+戦前からの居住者+帰国拒否残留者(戦時徴用者など)




従軍慰安婦は日本軍が強制連行したもの
⇒⇒朝日新聞が自社記者が加担した捏造を公式に認めて謝罪済み

戦地における日本軍の残虐行為
⇒⇒日本人兵ではなく朝鮮人兵の仕業の疑いが濃厚

南京大虐殺
⇒⇒単なる南京事件の域を出ないばかりでなく、朝日新聞記者の創作記事を下地とした、通州事件(支那人が日本人を大量虐殺)の彼我逆転捏造の疑いが濃厚


関東大震災時に朝鮮人を襲撃
⇒⇒朝鮮人暴動が頻発していることを知った一部の日本人が自衛のために反撃


周辺国傀儡のプロパガンダにまんまとのせられないようにしたいものですね。


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4 件のコメント:

bandlover さんのコメント...

お疲れ様です
小学校は多様な生活者のるつぼ状態で、テレビ・電気オーブンがある裕福な世帯から橋の下の生活者、姜さんなどはクラスに数人いたし、沖縄から仲宗根さん苗字の転校者も少なくなかった。江夏君は中学の同級生だった。あまり差別もなかったような気がしますが、クラスの20%(男女)は私立中学に行きました。

鉱山で朝鮮人の方が働いていた話は多くありますし、鉱山を渡り歩いていた労働者も多かったようです。当時の労働者のしきたり・生活はあまり残されていません。幅広く記録として事実が客観的に残るといいと思います。

岩屋横の尾根を上っていったところには、大きな炭焼きの跡があり谷は崩れていてズリではなかった・・・今度は貯鉱に挑戦します。

迷山漫幽 さんのコメント...

早速のコメントありがとうございます。

戦時徴用とは別に、戦前の新聞記事をネット上で散見してみると、多数の朝鮮人が仕事を求めて続々と渡来してきていたが、素行が悪く当局が大弱りしていた様子がうかがえます。鉱山労働は過酷・危険な反面、高給だったので、朝鮮人も多数従事していたと思われます。

>岩屋横の尾根を上っていったところには、大きな炭焼きの跡があり谷は崩れていてズリではなかった・・・今度は貯鉱に挑戦します。

良いブツが見つかるといいですね!もし見つかれば、石の写真もよろしくおねがいします。当方は、膝痛がとりきれませんが、近場でトパーズ妄想徘徊などしようかと企んでいます。

Lime さんのコメント...

漫幽様
個無沙汰しております。 久しぶりに拝見したら更新されてましたので、コメント入れさせて頂きました。

鉱山の歴史を辿ると、強制労働と鉱毒問題のこの2つに必ず突き当たります。 鉱毒問題はさて置き・・・強制労働に関する事は、決して外国人の方ばかりでは無かったようです。
私が調べた鉱山でも、日本人でも徴兵と鉱山労働のどちらかを選択させられたりしていたことが意外でした。 また日本人であっても受刑者なども、鉱山労働につかされていたようです。
またある地方では、韓国のマッコリの様な濁り酒が、鉱山のあった村に引き継がれていたりと・・・

実際に日本人で、鉱山で働いていた方にお話を聞くと、辛い事ばかりでなく・・・言葉も上手く通じない生まれも違った異国の方との交流も悪くなかったと聞きます。

鉱山跡を辿るとその場所ならではの、興味深い情報なども知ることができるのも、鉱山めぐりの楽しさと言ってもいいかもしれませんね!

ではでは・・・・

迷山漫幽 さんのコメント...

こんにちは、お久しぶりです。

鉱山労働にまつわるエピソード、興味深いですね。素人なりにタガネとハンマーでガンガンやってると、鉱山労働の厳しさはいかばかりであったか、といつも思いをはせてしまいます。加えて、ブラック企業や労働争議やイジメ、などもあったかと思います。しかし、いつの時代にも、それらに尾ヒレを付け足して、政治問題化・民族問題化しようとする動きがあるのは困ったものです。

さて、当方、残念ながら、長年の山登りが祟ったのか、もう深山探索はできそうにありませんが、それなりの探索はぼちぼちやりたいと思っています。Limeさんのブログも時々覗かせてもらってます。また、新しい記事を楽しみにしております。