当面は、痛みもわずかなので、リスクある手術はせずに、作ってもらった足底版(インソールの一種)を使い、様子を見ながら、ゆるゆるとした野山ワンデルングなど楽しんでゆこうと思います。
消極的なように思われるでしょうが、中高年ともなると誰でも多かれ少なかれ半月板が気付かないうちにボロボロになっているそうですからご用心!!変形性膝関節症(関節軟骨の摩耗)にまで進んでしまうと、不自由な人工関節を余儀なくされますからね。
さて、今回の経験・知識を元に半月板損傷についてまとめてみました。
下図のように、半月板は三日月型のが左右一対あって、関節軟骨の間にクッションとして挟まって、関節軟骨の摩耗を防いでいます。
<断面>
<斜め前方より>
・半月板損傷は気づかれにくい
半月板自体には神経が通っていないので損傷があっても痛みを感じることはありません。裂けた半月板の破片やささくれだった半月板がたまたま周囲の神経を刺激した場合の痛みで損傷を知ることになります。また、関節軟骨と異なり、レントゲン撮影ではわからず、MRIではじめてわかります。
・半月板損傷は自然治癒しない
軟骨組織なので、基本的に、再生することはありません。ただし、表面から1/3程度の浅い傷は治るようです。
・O脚、X脚は半月板損傷しやすい
半月板損傷をさらに進行させないためには補正が望ましいです。軽度の場合は、足底板(インソールの一種)、重度の場合は、骨切り術という矯正手術、が勧められています。
・半月板除去はやらないこと
痛みの元になるからといって除去するのは、かえって関節軟骨の摩耗を加速させることが判明しています。たとえボロボロでも、ないよりかずっとマシということです。
・手術治療
ばらけた部分を糸でまとめてくくり、ささくれだった部分を最小限に切除する治療が行われています。
・保存治療
メカニズムは医学的に明らかではないようですが、ヒアルロン酸注射や関節周りの筋肉を鍛えることにより、症状が軽快することが知られています。
・サプリメント
グルコサミンやコンドロイチンは医学的な裏付けがないようです。
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