生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える
経済学教授をされている著者の注目の論考。
人間は死ぬと肉体を捨てて「意識体」となり、「中間生」とも言えるステージに移行し、時期が来ると新たな肉体(胎児)に宿る、というのである。そして“生まれ変わり”を裏付ける証拠・証言が数多くあるとのことである。その中でも興味深いのは、「退行催眠」である。「あなたはどんどん若くなってゆきます」と暗示をかけると、0歳以前の経験談を語り始めるというものである。
瞑想の世界でもそれに似た話を読んだことがある。昨夏の高野山ヨガ講習会の講師をされたS先生の著書「ジャイナ教の瞑想法」にて、インドのジャイナ教寺院にて導師の指導のもとで、「前世回帰瞑想」を体験した話が述べられている。一代のみならず何代も遡って行くくだりはまさに圧巻である。先生によると、催眠と違って、瞑想中の出来事はすべて記憶に残っている、とのことである。
ジャイナ教の瞑想法
お釈迦さまはどうおっしゃったのか。
「死後の世界について、存在すると考えるのも、無いと考えるのも、共に誤りである。」
とおっしゃったとか。意味深ですね。
さて、老人たちは、体調の変化に「すわ、お迎えが近づいたか」と一喜一憂し過ぎたり、残り時間の少なさに焦り過ぎたりしているように見える。今度、この「元気通信」を実家の両親に読んでもらうことにしよう。
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2 件のコメント:
これは、遺伝子によるエネルギー活動のことです。人はどのようにして形のない感情を表現するために言葉を発明したのか?
赤ちゃんが言葉を獲得していく課程を見ていると、まさに人の進化や人の生の何代にも亘る繰り返しを、その赤ちゃんが成長に伴って同じ課程を辿ることがよくわかります。
神秘主義に陥らないことが大切だと思います。
おっしゃっておられるのは、遺伝記憶のことではないでしょうか。これは、親から子へ代々受け継がれてゆくもので、赤ちゃんは遺伝子にプログラムされた情報に従って、成長して行くと考えられているようです。
一方、「生まれ変わり」として論じられているのは、直接の親子関係にない個人間での繋がりも含まれているようです。
証明は、あの世とこの世との交信手段がないと困難かも知れませんね。科学者からの有効な反証もないようですが、これにも期待したいところです。
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