2022年9月14日水曜日

自分が山で行方不明になったら警察は動いてくれるのか?

「夫が山へ行ったまま帰って来ないです!」
と妻が警察に電話したとして、果たして警察は動いてくれるでしょうか?

自分も知らなかった事ですが、人間には
「失踪する」権利
というものがあって、
「再び自宅へ戻って来るつもりであった」
ことを警察に対して立証せねばなりません。
もし自宅に「登山届」があれば、それを妻が警察に提出すればよい話です。

登山届がとっても大事! 登山届を出さずに遭難すると警察では失踪扱いに!
簡単に言って、原則7年間は死亡診断書も発行されないため、葬式・お墓・相続も不可となります。

現在、ヤマレコ・ヤマップ・コンパス、などのサイトで「登山記録」をアップできるようになっていてそこそこ賑わっています。また、事前に「登山計画」もアップできるようになってはいますが、現在のところ殆どの都道府県警察と連携してるのは「コンパス」しかありません。

1.compass
にアクセスして、ID(自分のPCメルアド)とパスワードを取得してください。
自分の携帯会社のメルアドでは通知メールに「下山通知」ボタンが表示されないみたいです。

2.画面上で地図から作成した「登山計画書」を「提出」して下さい。「ルート」はいわゆる「登山コース」以外の任意の地点も可能です。但し、緊急連絡先のメルアドを記入せねばなりません(仮に自分の携帯会社のメルアドでも構いません)。
それと、「目的」欄に「自然探訪」というのもありますよ笑。

3.提出と同時に自分のPCメルアドと緊急連絡先のメルアドに通知メールが届きます。

4.そして、予定通り登山して下山後(登山してなくても)に、自分のPCメルアドに届いた通知メール中の「下山通知」ボタンを押すと、めでたく警察の捜索対象から外れるというワケです。逆に、何時まで経っても「下山通知」が届かない場合は、警察に通知されて「おかしいゾ!」となるワケです。

色々試してみて感じたことは「スマホ必携」です。「ガラケー」ではうまく行かないかも。
「登山届」を託す同居者のいない一人暮らしの人は重宝すると思います。


人気ブログランキング < ===よろしければ、クリックお願い致します!

2 件のコメント:

bandlover さんのコメント...

これは全く知らなかった~


渓流釣りで 沢に入っていたが 行先は 家族に伝えていなかった
今から おもえば 事故で帰宅しなかったとしても 家族はわからない
車があっても 度の沢に入ったのか、巻き道を上がっていったのか わからないでしょうね

鉱山・鉱物探索では 鉱山名はカレンダーに書き込んでいますが わからないでしょうね~

入山ルートなんて、行ってみないとわからないのですから

まあ、遭難死すれば それは自己責任ということで理解しています
地元消防団などには迷惑かけるかもしれません

登山届 ありがとうございます

迷山漫幽 さんのコメント...

>これは全く知らなかった~

自分も脳天気にも知りませんでした~
予定コースを書いた紙を自宅に残してはいますが・・・
いくら「自己責任」と言っても、葬式も出せないのでは残された家族も困るでしょう

「コンパス登山届」の利点は地図上の任意の場所を記入できることでしょうね
徐々に涼しくなってきた反面、足元はおぼつかないし、で早速採用することにしました