<ネット無き時代>
政府の政策について、政府直接発信の一次情報は"記者会見のテレビ中継"くらいしかなく、殆どを新聞テレビなどの二次情報(伝聞情報)で知るしかありませんでした。
だから、新聞テレビの大きな役割は政策を一般国民に「わかりやすく噛み砕いて」説明すること、であり、多くの国民はそれを信用していました。
<ネットの登場以後>
政府直接発信の一次情報たる"公式Webサイト"や"公式SNSアカウント"が出来て、新聞テレビは、それらの二次情報(伝聞情報)に過ぎず、しかも「"捻じ曲げて"わかりやすく噛み砕いている」ことが多々あるとバレてしまいました。
そこで、権威失墜してしまった「新聞テレビ」に求めていたものを安直に「ネット」に求めるようになったのですが・・・。
ところが「新聞テレビ」が「ネット」を放置しておくわけがありません。
「ネット」のマイナス面を宣伝する一方、「ネット」に巧みに潜り込んで、政府の政策を「"捻じ曲げて"わかりやすく噛み砕いている」ことも多々あることに要注意です。
そこで、面倒でも、政府の一次情報(公式Webサイトや公式SNSアカウント)をまず読解することをオススメします。特に、政府の公式Webサイトを一見すれば、政府の政策(もちろん内外の政治経済情勢も)は本来難解なもの、であることに気がつくでしょう。
そこで再び「ネット」につい「わかり易さ」を求めることになるのですが、くれぐれも、政府の政策を「"捻じ曲げて"わかりやすく噛み砕いている」ことも多々ある、のに要注意です。ここは、各個々人の「良識」や「情報リテラシー」が試される場でもあります。
特に、「極論」に流されないよう要注意です。
例えば、
・日本は戦争できる国になろうとしている、大変だ~~。
・中国が日本を侵略しようとしている、大変だ~~。
・地球がどんどん温暖化している、大変だ~~。
笑い事ではなく、こんなデマもどきを真剣に信じ込んでいるヒトも大勢居るのです。
ところで、いわゆる「ネット民」とは何でしょう?
・20歳未満人口は、2050万人、15%
⇒①新聞テレビ離れが進んでいることもあり、ヒマなので一部はネットにカキコする。
・20~64歳人口は、6864万人、55%
⇒②仕事に多忙でたまにネットを見るだけで滅多にカキコしない。
⇒③本売り、世論操作、など魂胆あってカキコする少数のプロの言論人。
・65歳以上人口は、3634万人、30%
⇒④新聞テレビ信者が多いが、ヒマなので一部はネットにカキコする。
「ネット」に頻繁にカキコする「ネット民」とは上記の①③④に相当する少数者であり、「ノイジィマイノリティー」とも呼ばれます。
反して、②のように「ネット」にカキコしないヒトは多数者であり、「サイレントマジョリティー」とも呼ばれます。
つまり、ネット上の意見は少数意見であり、そこでの意見の多寡は正邪に全く関係ないことに留意すべきです。そもそも、「多数決」とは議会で法律や条例を決める場合に、便宜上、多数意見を正しいとみなす、だけのことであり、くれぐれもデマもどきの多数意見に流されないようにしたいものです。
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