2020年1月31日金曜日

【山の歌】(その4)~山への憧れ~

「山の歌」は「文部省唱歌」と同じく日本語歌詞とメロディーが無理なくマッチしていますね。それに引き換え、近年のジェーポップだかそのパクリのケーポップだか知らないが、日本語歌詞を無理やりメロディーにこじつけています。

「穂高よさらば」
歌:ダークダックス、曲:軍歌「雷撃隊出動の歌」古関裕而、詞(1番のみ):芳野満彦(登山家)


(1) 穂高よさらば 又来る日まで
  奥穂に映ゆる あかね雲
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る ジャンダルム

(2) 滝谷さらば 又来る日まで
  北穂へ続く 雪の道
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 槍ヶ岳

(3) 涸沢さらば 又来る日まで
  横尾へ続く 雪の道
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 屏風岩

(4) 岳沢さらば 又来る日まで
  前穂を後に 河童橋
  返り見すれば 遠ざかる
  まぶたに残る 畳岩

「坊がつる讃歌」歌:芹洋子、曲詞:広島高等師範学校の山岳部歌の替え歌


人みな花に酔う時も 残雪恋し山に入り
涙を流す山男 雪解の水に春を知る

ミヤマキリシマ咲き誇り 山くれないに大船の
峰をあおぎて山男 花の情けを知るものぞ

四面山なる坊がつる 夏はキャンプの火を囲み
夜空を仰ぐ山男 無我を悟るはこの時ぞ

いで湯の窓に夜霧来て せせらぎに寝る山宿に
一夜を憩う山男 星を仰ぎて明日を待つ

「広島高等師範学校の山岳部歌」歌:緑咲香澄


同じ山への憧れを 胸に抱いて行く道は
教えの道ぞ山男 広島高師の山男

人みな花に酔う時も 残雪恋し山に入り
涙を流す山男 雪解の水に春を知る

広島の山は低くとも 夏は故郷の山が待つ
岩をよずれば山男 無我を悟るはこの時ぞ

深山紅葉に片時雨 テント濡らして暮れてゆく
心無き身の山男 物の哀れを知る頃ぞ

町の乙女ら想いつつ 尾根の処女雪け立てては
シュテムボーゲン山男 浩然の気は止み難し

同じ教えの道を行き 瞼に浮かぶ山の道
道は一つぞ山男 広島高師の山男


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2 件のコメント:

bandlover さんのコメント...

替え歌といえども
なかなか雰囲気ありますね

私の足では、奥穂高なんて遠くから眺めるだけです

近場の 花房鉱山 鼓形坑と思われる場所を探索に行きましたが
あちこちで崩落があり
最後?の大崩落のはるか下のほうの谷は、小滝の連続
事故を起こさぬよう撤収しました
周りには新しい くまはぎがいくつもあり
ここには本当に熊がいそうでした

迷山漫幽 さんのコメント...

まいど、ありがとうございます。
雪が少ないのに乗じてあちこち歩き回っておられますね。

>近場の 花房鉱山 鼓形坑と思われる場所を探索に行きましたが

以前、どこにあるのかな?と少し調べてみたことがあります。

>あちこちで崩落があり
最後?の大崩落のはるか下のほうの谷は、小滝の連続
事故を起こさぬよう撤収しました

崩落を双眼鏡で覗いたらキラリと鉱脈がとか崩落ガマがとか妄想してしまいますね。

>周りには新しい くまはぎがいくつもあり
ここには本当に熊がいそうでした

きっと冬眠し損ねた「穴持たずクマ」がいますよ!