新潟県綱木五頭山・紫水晶の谷へ

本邦随一の紫水晶と言えば、新潟県綱木。しかし、採取者は場所を明かさないうちに亡くなってしまいました。今も血眼になって探してる石マニアがおられるそうな。そこからほど近い五頭山にも紫水晶の噂がある。妄想に駆られ、とある鉱山跡を目指しました。

林道から谷に降り、長靴でじゃぶじゃぶと進みます。ふと足元を見ると、大岩の上に石ころがちょこんと・・・。

＜石マニア氏の置き土産？？＞

結晶質の石英・・・むむ、妄想が膨らみます。

地形図どおりの平流に、到達を確信していたのですが、高い堰堤が行く手を遮っていました。

右上方には岩壁が垣間見えてます。堰堤の上の河原には、上流から流れて来た水晶や岩壁から剥離した紫水晶が・・・・まさに、捕らぬ狸の皮算用ならぬ皮妄想・・・。

古びたトラロープが遺されていたので、チェーンスパイクを装着し、おそるおそるつかんで一段登りましたが、堰堤上への３歩ほどがどうしても踏み切れません。すべると、基部までストン、だからです。仕方がないので、もう一段登って上流側へ藪をつかんで慎重にトラバースし、灌木にロープをかけて河原へ降りようとしたのですが長さが足りません。残念ですが、またもや敗退と相成りました。帰路は、念のため、ロープ下降しました。

これですべての予定が終了。新三川温泉・寿の湯で入浴し、長い長い帰阪の途につきました。予定では、金沢の尾小屋鉱山で紫水晶でもと思っていましたが、疲れでその気力はありませんでした。

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