今夏の表記事故については、ふとしたことで旧知の方が関わっていたと知り、興味を引かれていました。そんな折、本日、たまたま書店にて「山と渓谷」誌に、表記事故に関する記述を見出しました。夫婦滝(下段20m 、上段70m)の下段を高巻き中に転落死亡されたとのことです。通常、ロープは使用しないとのこと。
自身の遡行時を振り返ってみました。1度目は、同じ部署の人がかって岩登りしていたと知り、誘いました。2度目は、同谷から池木屋山への周回中に行方不明となった岳友を求めて、家内と遡行しました。恥ずかしながら2度とも怖くてロープを結び合いました。
下段の基部から右のガレ沢を少し入り、右上するバンド状を1ピッチ、左へ1ピッチトラバース、さらに1ピッチ直上しましたが、樹林帯の下土はボロボロ不安定で、自分には冷や汗もので、ロープを使って正解だと思いました。
一般に上級者になるほど、 ロープを使うことを潔しとしないプライドのようなものが見受けられますが、万有引力の法則のもとでは、そんなものは屁のつっぱりにもなりません。臆病過ぎるほどでちょうど良い、のではないでしょうか?
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2 件のコメント:
私もこの夫婦滝の高巻きには気を使ったことを覚えています。ロープは使用しませんでしたが、
ロープがいると思いました。確かにそうですね。
プライドでロープを出さない訳ではないと思います。
パーティの力量によっては僕もロープを使用した方がいいと思います。
切磋琢磨した上級者同士だと必要がないと思われたのではないでしょうか。
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