しかし、青川の河原をじゃぶじゃぶと渡り返しながら、延々と歩くのもかったるいな。そうだ、三重県側から入山するのはどうだろう。ということで、廃村・茨川からアプローチすることにしました。
ところが、途中の林道が土砂崩れのため、御池川林道からノタノ坂越えで茨川入りです。
茶屋川を坦々と遡ります。
蛇谷へ入り、遡って行くと、鉱石を焼いたのでしょうか、窯跡が見受けられます。
さらに遡ると、付近一帯にカラミ(鉱石の焼きカス)が散らばっています。
ここが、蛇谷銀山跡に違いありません。ズリ(捨石のガレ)らしきものがありましたが、坑跡は見つけられませんでした。埋もれてしまったのかな。
日当たりの良い主稜線の縦走路に登りついて昼食とします。
適当なところから三重県側の桧谷に向かって急下降してゆきます。蛇が出るか、壁が出るか、ドキドキします。涸滝状をロープにぶら下がります。ふと、なにげなく斜め後ろを振り返ると坑がぽっかりと口を開けていました。呼ばれたのでしょうか。天井から落ちる水滴がポタン、ポタンと坑内に響いています。
ここが、添水銀山の八番舗(はちばんじき)と思われます。
さらに、中尾にかけて探索しましたが、新たな発見はなく、往路を引き返しました。
ノタノ坂の登り返しが堪えました。
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