<第一次アタック!>
かってミステリー岩峰付近では水晶がごろごろ転がっていたそうです。ならば、流下する谷筋には、いわゆる川流れ水晶が大いに期待できるのではないでしょうか。という妄想にもとづいて、ある秋の晴れた日、谷を遡ってみることにしました。
<ミステリー岩峰を望む>
しばらく遡ってゆくと、2段の滝に突き当たりました。左右から攀じ登って高巻きしようとあれこれ試みたのですが、ロッククライミングが苦手な自分には、途中で危険を感じ、潔く撤退することにしました。
<第二次アタック!>
翌年、趣向を変えて、登山道途中から下って滝の上流にアプローチすることにしました。支流に降り立って渡り、ブッシュにつかまり、滝の上流の谷芯を目指しトラバースしようとしますが、切れ込み深く、危なっかしくて、なかなか近づけません。谷奥にミステリー岩峰が見えました。
悪戦苦闘の末、ロープにぶら下がって、なんとか流れに降り立てました。すぐ下流に堰堤がありましたが、人が歩いた痕跡は皆無です。気を良くして遡ると、すぐに10m滝です。幅広く張り出した右岩壁を高巻こうとガレ斜面にとりつきましたが、上部が危なっかしそうなのと、上流に降りれそうな雰囲気ではないので、いさぎよく遡行を断念することにしました。
左山腹に取り付き、ブッシュにつかまりぐいぐい登ってゆきます。上流への未練もあってなるべく上流側へ登ってゆくと、支流にさえぎられました。すぐ下方に出合が見えます。支流は、連瀑となって流下しています。本流は、これも、石積堰堤15m滝を筆頭にこれまた連瀑です。谷奥にはミステリー岩峰がそそりたっています。
もはやこれまで、登山道目指してひたすら上昇することにしました。新緑・ブナ林・いわうちわ・涼風にも迎えられ、マニアックながら、ささやかなパイオニアワークを楽しめた1日でした。
<第三次アタック!>
3度目はもうマニアックなやり方はやめて、素直に登山道を辿ってミステリー岩峰に行きました。
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2 件のコメント:
およよ~ すごい遡行アタックですね 離れたところにも捲き道はなかったですか? ないとすると山仕事・猟師も入ってないんでしょうね 登山道から行けるならそれが一番だと思いますが、谷遡行挑戦とはさすがの実力者ですね~ 結果、それなりの成果があり思い出のコレクションに追加ですね~、 今は暑い とにかく暑い まいりましたです ちょっと、水晶 (水症病?)にかかりそうです(笑)
この暑さにはほとほと参りましたね~、この3週間ほどは小一時間の散歩も中止しています。そのせいか?妄想が高じてこのような記事を書いてしまいました(笑)
いくつか堰堤があるので当時の工事道があっても良さそうなものですが、見当たりませんでしたね。
素直にはじめから登山道を伝って岩峰に行けばいいものを・・・山と石を甘く見た報いですね。まあ気候が良くなったら琵琶湖を見下ろしながらホリホリしてみたいと思っています。
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