2012年3月22日木曜日

癌にならない法を感得しました!(その5)~リンパ郭清を拒否!

乳がんは、最も転移しやすいガンのひとつです。

<転移経路>
乳房部======>腋(わき)の下のリンパ節群======>骨・肝臓・肺・脳など

そのため、リンパ節転移のないごく初期のガンを除き、リンパ郭清(かくせい)が標準治療として行われています。

<リンパ郭清>
腋(わき)の下のリンパ節群を周囲の組織もろともごっそり切除する

Aさんの場合は、初診で腋下リンパ節転移が認められたので、リンパ郭清しない選択肢はない、と強く勧められました。
抗がん剤終了後の検査で、腋下リンパ節転移が認められなくなった、にもかかわらずです。

ところで、リンパ郭清を行うと、腕が丸太棒のように腫れ上がる、リンパ浮腫という副作用がかなりの確率で生じます。
そこで、予防として、その側の肩にはハンドバッグをかけない、などの細心の注意が必要です。一言で言えば、その側の腕は使い物にならない、ということです。
これは、活発なAさんにとって耐え難いことでした。
そこで、転移再発リスクとリンパ浮腫QOL低下をてんびんにかけ、インフォームドコンセントにおいて、リンパ郭清を拒否したのです。

乳房部の手術は無事終わり、約1ヶ月後に、術後の検査結果・治療方針が告げられました。
病理検査によると腫瘍はかなり悪性のものでしたが、抗がん剤が良く効いたらしく、腫瘍マーカーは正常値に下がり、転移は認められなくなってました。
ただ、残念なことに、抗がん剤開始前に6000あった白血球が3000にまでしか回復していませんでした。抗がん剤による骨髄へのダメージの大きさがうかがえます。

術後の転移再発予防治療は、分子標的薬のハーセプチン(3週間おき、当面1年間)となりました。放射線も勧められたのですが、断りました。
副作用がほとんどないと言われていますが、ハーセプチンが標的とするHER2タンパク心筋にもあることから、定期的に心臓エコー検査を受けることになります。

もちろん、食事療法は若干緩めますが続行するとのことです。

玄米菜食
生ジュース:毎日500ccほど
③動物性タンパク:鳥・魚・卵・乳製品を少々
④糖分・脂肪・塩分:ほとんど摂らない

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