2009年11月16日月曜日

アセンションはなぜ2012年なのか?---ハリウッド映画「2012」

先日、アセンション---人間の意識レベルの次元上昇、について紹介したが、なぜ2012年なのか?が最近わかった。それは、古代のマヤの人々が使っていた、紀元前3114年8月11日から始まる長期暦の区切りが2012年12月21日であるから、である。

近々公開の話題のハリウッド映画「2012」では、その日には、アセンションではなく、人類の滅亡が起こるとして描かれている。

いくつかの終末論では、2012年に地球の極が移動する“ポールシフト”が起こり最後の日を迎えると予言している。ポールシフトの原因として考えられているのは、

・小惑星の衝突
・天の川銀河の中心と地球と太陽が一直線に並ぶまれな天文現象“銀河直列”
・膨大な太陽熱の放射による地球内部の不安定化
・NASAが2005年7月29日に発表した10番目の新惑星「ニビル」の惑星軌道の内側への侵入

その結果、地球の地殻やマントルが急激な移動を始め、液体の鉄で構成されている外核が激しく対流し、世界各地の都市が海中へ滑り落ちていくという。

アメリカなどでは「もうすぐ世界は終焉を迎える」という古代マヤ文明の“予言”に便乗した2012年終末説ビジネスが大盛況のようだ。サバイバルキットやドキュメンタリー映像はもちろんのこと、2012年の“真実”を語るという本も200冊近く出版されている。NASAも「2012年に地球は滅亡しない」と異例の声明を発表する騒ぎになっている。

まあ、こんなおとぎばなしの類で楽しんでいるうちは、世界もまだまだ平和だなと思う。しかし、根底から引っくり返さねば世直しできぬ、といった短絡的な「リセット願望」が潜在的にあるとすれば、破滅的なテロの芽にもなりかねないと思う。

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