暑いですね~~「精神的」に涼しむには怖い話を、それも信憑性高い話を聞くのが一番かも!
この本に描かれている「K島の奇習」とは何か?
それは、
臨終に際し
極々限られた祭祀者立ち会いのもとで
秘密裡に「生き肝(いきぎも、心臓)」を取り出し
その後
何事も無かったかのように通常の葬儀を執り行った
というものです。
この物語は著者が実際に「K島」に取材して書かれたのではないか、と囁かれています。それもそのはず、現在でも「K島」の住人に言い伝わっているからです。それで、某テレビ局が約1ヶ月間、島に滞在して取材したものの村人の口は固く、徒労に終わったそうです。
さて、諸氏の関心事は、その「生き肝」を如何に処したか?でしょう。
「食したのだ!」という噂もありますが、興味本位でしょう。
「生薬にしたのだ」という説が有力なようです。というのも、本土側では「罪人が処刑されると生き肝を取り出して生薬の原料にした」という記録があるからです。
ではなぜそのような奇習とも言えるものが生じたのでしょうか?
一説には、K島には本土より早くキリスト教宣教師が上陸しており、いわゆる隠れキリシタンが地下に潜る過程で秘密宗教化し、さらに、その後に伝わった浄土真宗(隠れ念仏)の衣をまとった、のではないかと言われています。
<心の臓(生き肝)を取り出すの図?>
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