これは私自身の生々しい実体験からの実感です。
特に、40代~70代の人は気をつけましょう。
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警察庁・平成29年夏期における山岳遭難の概況
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/chiiki/290908kakisanngaku.pdf
ネットの山岳遭難まとめ掲示板をウォッチしてると、毎日どこかの山で人が死んでる勘定です。
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パンパカパ~ン♪また死にました Part363
http://ikura.2ch.sc/test/read.cgi/out/1526914628/
先日のGW期間中の山岳遭難まとめが載ってました。
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859 : 底名無し沼さん [sage] 投稿日:2018/05/10(木) 16:39:40.89
遭難者リスト”管理”主が行方不明なので代わって作成(仮)
アイコン変更しました。死亡● 行方不明★
日付 エリア 場所 年齢 性別 状況 原因 ステータス 備考
04/28 新潟 海谷渓谷 75歳 男 行方不明★ 沢の増水 捜索中 7人PT/渡渉中流される
04/29 北ア 鹿島槍 57歳 男 死亡● 滑落 回収済 2人PT/天狗の鼻東側斜面
04/29 北ア 常念岳 70歳 男 首を打撲 滑落 救助済 蝶槍付近
04/29 長野 吉田山 64歳 女 行動不能 腹痛 救助済 2人PT
04/29 南ア 加加森山 55歳 男 道迷い ヘリにて救助済
04/29 熊本 阿蘇高岳 43歳 男 行動不能 道迷い 救助済 登山口から300m
04/29 石川 笈ヶ岳 60代 男 死亡● 行方不明後心肺停止で発見 回収済
04/30 群馬 妙義山 62歳 男 死亡● 谷底の沢で心肺停止で発見 回収済
04/30 北ア 蝶ヶ岳 41歳 女 滑落し行動不能 ヘリにて救助済
04/30 南ア 櫛形山 49歳 女 トレラン中に道迷い ヘリにて救助済
05/01 石川 大日山 69歳 男 軽傷防災ヘリにて救助済
05/01 山形 神室山 47歳 女 道迷い 6日ぶりに自力下山済
05/01 中ア 木曽駒ヶ岳 70歳 男 スキーで落下骨折 ヘリにて救助済 ←New
05/01 北ア 北穂高岳 33歳 女 雪の塊に足を引っかけ骨折 ヘリにて救助済 ←New
05/01 北ア 北穂高岳 55歳 男 バランス崩して滑落骨折 ヘリにて救助済 ←New
05/02 南ア 塩見岳 49歳 男 道迷い 自力下山済 ←New
05/03 中ア 空木岳 63歳 男 道迷い ヘリにて救助済 ←New
05/03 大分 傾山 40歳 男 死亡● 崖下に転落 ヘリにて回収済
05/05 北ア 明神岳 52歳 女 滑落行動不能 ヘリにて救助済 ←New
05/05 静岡 富士山 30歳 男 死亡● 滑落 救助隊にて回収済
05/05 東京 御岳山 10歳 男 行方不明 無事保護済
05/05 石川 口三方岳 35歳 男 道迷い 無事保護済
05/05 新潟 松平山 37歳 男 6歳 男 道迷いその後行方不明★★
05/05 北ア 白馬岳 81歳 男 行方不明★
05/05 北ア 白馬岳 73歳 男 BC中転倒行動不能 ヘリにて救助済 ←New
05/05 北ア 槍ヶ岳 72歳 女 滑落行動不能 山岳救助隊と共に下山済 ←New
05/06 山梨 雲取山 70代 男 2人PT自力下山済
05/06 京都 ミノガ峠 55歳 男 行方不明★ ←New
05/07 南ア 赤石岳 26歳 男 行方不明★
05/07 鳥取 大山 59歳 男 行方不明★
①登山装備の軽量化
荷物総重量が、下山完了まで体力的に余裕を持てる範囲に収まっているか?
ギリギリだと、技術力・判断力がにぶり、つまづき=>転落、注意散漫=>道迷い、などにつながります。
②必要十分な登山装備
①の条件下で登山装備が必要十分か吟味しましょう。
心配だからあれもこれも持って行こう、山で美味しい物を食いたい、などという安易な気持ちでいると①の条件を満足できませんよ。
私は特に下記を常備してます。
・ツェルト・・・道迷い・体調不良などにより予定外の夜明かしに追い込まれる可能性があります。そんな時、防風・防水により生存確率が飛躍的に高まります。
・8mm20mロープ・・・用心していても転落の可能性のある所に追い込まれる可能性があります。本人は言うまでもなく、出来ればメンバー全員が確保技術・懸垂下降技術に習熟してることが望ましいです。
③みんなで登れば怖くない?
そのような安易な気持ちは捨てましょう。リーダーが若くて体力・技術・経験ともに優れているなら、安易な気持ちでも大丈夫かも知れません。
しかし、中高年登山者の場合、殆どが、体力・技術・経験が五十歩百歩の寄せ集め的グループだと思います。いわゆる山岳会であっても安心はできません。また、グループ全体の総意のようなあやふやな意思決定により、かえって窮地に陥る危険性もあります。もし、なんらかの原因で一人ぼっちになっても大丈夫なように準備をしましょう。
④詳しい行動範囲を家族に書き置きしましょう
要は、万が一、還らなかったら捜索して欲しいエリアを地形図で図示、しておくことです。
そうしておけば、次の⑤の捜索費用も少なくて済みます。
⑤巨額の捜索費用で老後の生活設計が破綻の恐れ
日本アルプスなど有名山岳では運良く警察や自衛隊だけで事が済むことが多いですが、
民間救助隊の場合、
人力捜索:2万円~3万円/人x20人=50万円
ヘリコプター:50万円/時間x1時間=50万円
つまり、1日100万円はかかると思っていいでしょう。
遭難保険に入っておくのもいいでしょう。
それでは、気を付けて行ってらっしゃ~い!!
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2 件のコメント:
お疲れ様です
似たような内容の記事を別の方も書かれていました
その方の、装備はすごかった・・私には重くて担げません
経験豊富な、漫遊さんの経験と実践からくる注意点は重みがあります
詳しい行動範囲・・行先は書いています。が、わからないでしょうね~
捜索してはくれないと思うので、山で死ねばそういう人生だったと自分では納得するつもりです
もちろん、失敗しないために、無理はしないように行動しています
集団における行動
>一人ぼっちになっても大丈夫なように準備
そのとうりです。研修で砂漠に不時着して何を持っていくかというのがありました
回答は集団での判断が個人より高くなるということでしたが、私の選択は、集団では下がってしまいました
研修なので、集団に従いましたが、実際に事件になれば合理的な説明がない限り自分の選択は変えないでしょうね
足が痛いので、無理はできないな~
最も重要な事を忘れていました。
「ミスしない歩行技術」です。ロープなどは補助に過ぎません。
>その方の、装備はすごかった・・私には重くて担げません
そう、そこなんですよね、盲点は。
>経験豊富な、漫遊さんの経験と実践からくる注意点は重みがあります
場数を踏むことは重要ですね。
>詳しい行動範囲・・行先は書いています。が、わからないでしょうね~
私の場合、入る可能性のある、谷筋は矢印で示してますし、エリアは丸で囲ってます。
>捜索してはくれないと思うので、山で死ねばそういう人生だったと自分では納得するつもりです
そういう覚悟は必要ですね。
>もちろん、失敗しないために、無理はしないように行動しています
人事を尽くして天命を待つ、ですね。
>集団における行動
危機管理と集団心理の関係もあると思います。
>足が痛いので、無理はできないな~
緊急避難的に痛み止めの使用も考えられたらいいと思いますよ。
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