2010年6月11日金曜日

奥美濃山中に廃鉱を探る

昔、B山のK川で沢登りしたとき、右俣の源流で大きな水晶を拾いました。後日、夢よもう一度と、登山道経由で、山頂から源流に下ってみましたが、カケラも見つかりませんでした。昨年、K川を再訪したとき、下降ルートに選んだ左俣の源流に大きな石英の塊が落ちていました。水晶といい、石英といい、時空の割れ目から忽然とそこにこぼれ落ちたという感じでまことに不思議な感じがしました。

ところで、左右俣を分ける尾根上に鉱山があったという情報を入手しました。水晶の発生源はそこかも知れません。その尾根に発する支流を遡ってみることにしました。



左右俣に較べると遡行価値はないかも知れませんが、各種の滝が揃っていてきれいな谷です。詰め上げてくだんの尾根に出るとかすかな踏み跡がありました。辿ると左俣支流の方へ向かっておりまもなく潅木や根曲がり竹の薮に突入しました。行こか戻ろかと迷っているうちに元来た通りに戻る自信がなくなってしまいました。ならばと、頑張って漕いでゆくとB山直下のブナ林に出ました。右俣をロープにぶらさがるなどしながら下り、踏み跡を辿って林道終点に戻りました。いったい、くだんの廃鉱はどこにあるのでしょうね。

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