2010年3月3日水曜日

国内雇用衰退はグローバル化の必然かも・・・

最近、異様に暖かい日々が続きますね。地震も頻発しています。2012年がシンパイです。そんな中で真央ちゃんの活躍は一服の清涼剤でした。真の金メダリストと言ってよいでしょう。

ところでクライ話で恐縮ですが、こんな経済予測を暖めていましたのでご披露したいと思います。一介の山遊び人の戯言とご笑読ください。

<国内雇用衰退はグローバル化の必然かも・・・>

グローバル化以前は、雇用-->生産-->販売-->賃金支払といった経済活動のサイクルが、同一貨幣価値の地域内でおおむね完結していた。ところが、その垣根が取っ払われたとたんに、事態は一気に複雑化した。

まず、生産に次ぐ生産の結果、日本国内でのモノの需要は飽和状態に近づきつつある。その結果、経済成長を維持するためには、中国などのモノ不足な新興国の需要に頼らざるを得なくなった。それら新興国の貨幣価値は低いので、それに見合ったより低い売価でないと商売できない。当然、生産活動に携わる労働者の賃金もより低くしないとペイできないので、彼ら労働者は必然的に新興国の人間となってくる。かくして、高賃金の日本人は不要となってくる。

以前のTV討論番組で、ある中国人評論家が、発言していた。
「日本で雇用機会が少なくなっても心配ないですよ。中国に出稼ぎに来ればいいんです。」その時は、なんてことを言う奴だ、となかば呆れたものだ。しかし、後日のTV番組でそのようなことが半ば現実化し始めていることを知った。日本国内で仕事がみつからない若者が韓国・台湾・タイなどへ就職しはじめているとのことである。また、日本国内での仕事であっても新興国の労働者がとってかわって従事する例も数多くある。

従来、地方では仕事がなくなり、競って都会へ職を求める流れができてきた。同様なことがグローバルで起こり始めているようにも見える。自分の勤める会社でも、先端事業の新工場建設の裏側で地方工場の閉鎖・統合・海外移転・人員削減が粛々と進行している。「日本人雇用なき増収増益」の流れが始まっているようにも思えるのである。

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